先日、信州屈指のパワースポットとして有名な戸隠神社にいってきました。
日本神話に由来している由緒正しい神社への参拝を楽しめたのはもちろん、大自然に囲まれた神社なので、森林浴でリフレッシュすることもでき、とても良い旅になりました。
そこで今回は、長野のパワースポット・戸隠神社についてご紹介します!
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戸隠神社とは、長野県の山奥にある神社で、5つの社殿に分かれています。
五社を総称して、戸隠神社と呼ばれています。
- 奥社(おくしゃ)
- 九頭龍社(くずりゅうしゃ)
- 中社(ちゅうしゃ)
- 火之御子社(ひのみこしゃ)
- 宝光社(ほうこうしゃ)
一番多くの人が集まるのは、五社の中でも「奥社」です。
この奥社の創建はなんと紀元前210年!紀元前だなんて驚きですよね。それもそのはず、戸隠神社の始まりは日本神話の「天岩戸開き」に由来しているのです。
このお話を簡単にまとめると、以下のような内容です。
遠い昔、天照大神(あまてらすのおおかみ)さまが弟の須佐之男命(すさのをのみこと)のいたずらに腹を立て、天岩戸という洞窟に隠れてしまいました。
太陽の神である天照大神が隠れてしまったので、世界は暗闇に包まれてしまいます。八百万の神たちは作戦を立てて、なんとか天照大神を岩戸から引っ張り出すことができました。
そして、また同じように隠れてしまわないようにと、岩戸を下界に投げ飛ばしまったのでした。
この伝説の最後に下界に投げられた岩戸が飛んできたのが戸隠であるといわれています。
岩の戸が空から飛んでくるって一体どんな状況なんでしょうか…笑
戸隠神社は、長野駅から20km以上の距離があります。
そのため、戸隠神社へ行くには、長野駅からバスか車を使うのがおすすめです。
バスで行く場合は、長野駅前の7番バス乗り場からアルピコ交通の路線バスが出ています。
「ループ橋経由戸隠高原行」に乗れば、およそ1時間で戸隠神社まで行くことができます。
五社のどこに行くかで、降車駅が異なるので気をつけましょう。
- 奥社 → 「戸隠奥社入口」下車
- 宝光社 → 「戸隠宝光社」下車
- 中社 → 「戸隠中社」下車
バスのチケットはRYDE PASSという電子チケットアプリで、「戸隠・善光寺1日周遊きっぷ/1日乗り放題」を買うのが簡単です。
アルピコ交通のカウンターで乗車券を直接購入することもできますが、私は少し迷ってしまいました…笑
自家用車などで行く場合は、上信越自動車道長野インターか信濃町インターを利用することになります。
途中、山道になり急な上り坂やカーブが続く道もあるので、運転に不慣れな方はお気をつけください。
五社いずれの近くにも駐車場はありますが、一番大きいのは奥社・九頭龍社の参道入り口のエリアです。
バスか車で「戸隠奥社」停留所に到着すると、奥社と九頭龍社への参道が目に入ります。
今回はメインとなるこの2社についてをご紹介します。
参道入口から奥社までは、2kmほど徒歩で進む必要がありますが、この参道は大自然と歴史にあふれる最高のエリアでもあります。
神秘的な景観を楽しみながら歩いていきましょう!
参道入り口からしばらく歩くと、見えてくるのが赤い茅葺の門。
隋神門といい、神聖なエリアに邪悪なものが入ってくるのを防ぐ神様を祀っている門です。
屋根に生える草の感じといい、過去にタイムスリップしたかのような非日常感を味あわせてくれました。
隋神門を潜り抜けると戸隠神社の神域です。その先の参道では両脇に樹齢400年ともいわれる杉並木が広がります。
こればかりは実際に行ってみないと伝わらないのですが、隋神門から先は本当に空気が違います!
日本の誇るパワースポットの空気をぜひ感じてみてください。
杉並木のほかにも参道の途中では、小川や古い鳥居・像などを見ることができます。
少し疲れたときはそうした景色にも目を向けてみましょう。
参道の後半に差し掛かると、道は石段になり、そして九頭龍社と奥社に到着です。
この2社は近くに並んでありますので、忘れずにどちらにもお参りしましょう。 御朱印を集めている方はこの近くの建物でもらうことができますよ。
ちなみに奥社と九頭龍社の主なご利益についてもまとめてみました。
- 奥社:心願成就・開運・スポーツ
- 九頭龍社:縁結び・水の恵み・虫歯
虫歯の神様?って思って調べてみたら、好物の梨をあげると歯の痛みを取り除いてくれる龍の神様だそうです。色んな神様がいるものですね笑
有名な神社といえば出雲大社や伊勢神宮などがあげられますが、長野にもこんな素晴らしい場所があったとは知らなかったです。
実は何の計画もなくただふらっと立ち寄ったのがきっかけだったのですが、とても素敵な出会いになりました。
また、長野駅の近くには同じくパワースポットとして有名な善光寺もあり、戸隠神社への参拝と一緒に回ることができます。
東京駅から長野駅までは新幹線で乗り換えなしで行けるので、ぜひ一度行ってみてくださいね!